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兄のもこもこ。
この季節では見てるだけでも拷問に近い……と思うのだが、ちょっと発想を変えてみよう。
そもそも兄はどれだけ暑かろうが寒かろうが全く影響を受けない(と思われる)。
灼熱の陽射しにも汗ひとつかかず、極寒の吹雪にも指先はかじかまない。
人間より低い体温は常に一定に保たれている。
ということは、身体の一部であるもこもこも同様と考えるのが自然だ。
どんな強烈な太陽が降り注いでもその熱を受けることはなく、そよそよ涼しげに揺れている。
ではこんな真夏の日、もし何かの拍子にりんちゃんがもこもこに触れてしまったら。
「殺生丸さまに触っちゃった!」と慌てて手を引っこめるものの
意外な心地いい冷たさにもう一度手を伸ばしたくなり、
でも滅多なことでは兄に触ったりしないりんちゃんなのでなかなか言い出せない。
そんな様子を不審に思った兄。
「……何だ」
「え、えっと……ううん、何でもない……」
「言いたい事があるなら言え」
「……あの、ね……殺生丸さまの、これ……ちょっと触っても、いい……?」
「? ――好きにしろ」
許可が下り、躊躇いがちに触れたもこもこは程よくひんやりしてて気持ちがいい。
煮立った頭は思考能力も低下している。
無意識に顔ごと埋めてしまったとしても無理はなく、
それは烈日に晒されるなか突如ぽっかり口をあけた鍾乳洞のような冷涼さに違いない。
溶岩の湧く焦土だろうと熱など感じない兄であるが、
りんちゃんの平常より少し高い体温だけは、もたれられた部分から伝わってくる。
ひとときの涼を得た少女と、その寝息に耳を傾けながら小さなぬくもりを享受する妖。
そんな時もあると、いい。
仕事で炎天下を歩きながら、煮えきった脳内でそんなことを妄想してた、今日。
↓拍手お礼。
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12日 1時、8時、16時、20時
15日 0時、16時、17時
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19日 7時、10時、11時、19時
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21日 11時、22時、23時
拍手とたくさんの連打、ありがとうございましたー!!
毎度毎度お礼が遅くなってすみませんです。
焼けるというか焦げるように暑い毎日の癒しです~v